ブックタイトルBloomLetter133

概要

BloomLetter133

【餅つき大会】クリスマスが終わり、冬の寒さがより厳しさを増すこの時期。年末を感じる行事といえば、餅つきです。今年はコロナ禍のご時世を考慮し、職員が餅つきを行い、ご利用者さまには応援していただく形で実施しました。杵と臼を前にわくわく感が高まる中、蒸したてのもち米が臼の中に入っていよいよスタート。ぺったん、ぺったん。よいしょ。息ぴったりの二人による餅つきはリズミカルに進み、あっという間においしそうなお餅がつきあがりました。このまま第二弾へ突入。ぺったん、ぺったん。絶対成功させようね。年末に流行した漫才のネタよろしく、皆さまの応援のおかげで二回目も大成功。つきあがったお餅はさっそく丸めて、その日のおやつに。つきたてのお餅を使ったぜんざいとして皆さまにふるまわれ、喜びの声と笑顔とともにおいしくいただいたのでした。【レッドコード】八重桜のリハビリメニューの中で、特に人気が高いのがレッドコードを使用した機能訓練運動です。まずは足から始めて前屈を十秒。左右それぞれで前屈を十秒ずつ。開脚運動をゆっくり五回。最後にまた前屈。足の次は手に持ち替えて足と同じ動きで進める、という流れです。この日も、皆さま真摯に取り組まれ、ご自身が伸ばせる限界まで手足を動かして運動されていました。通所利用の皆さまは運動機能が残っている方が多いので、メニューの最中にご自身で動きを追加される方や、新体操の選手みたいに足を揃えてピンと伸ばされる方も。メニューがしんどい方も、自身ができる範囲で精いっぱい取り組まれていました。これからも様々なメニューを試しながら、機能訓練を通して、残存機能の維持やできることが増えていければより一層の喜びです。デイサービス八重桜デイサービス八重桜本店本店謹んで新年のお喜びを申し上げます。今年もスタッフ一同、全力で皆さまの暮らしをサポートいたしますのでよろしくお願い申し上げます。創業二十周年を迎えた二〇二〇年四月のブルームレター巻頭言で「創」という漢字は「刃物による傷」というのが本来の意味と書きました。だから何かを新たに始めるということは傷を負うリスクを覚悟せよということになり「何かを始める、つくる」という意味に転じたと述べていました。今また、それなりの覚悟を持って取り組もうと考えていることがあります。高齢者の方々の買い物、外出支援に関することです。「買物難民」という言葉があるように日常の食料や家庭用品の調達が困難になってきている高齢者が増えています。原因は、地域内のご近所にあったような小売店の廃業などで、歩いて行ける範囲にお店がなくなったり、高齢化によって自動車の免許を返戻して移動手段を失ったり、公共交通機関が減便したり等です。超高齢化、人口減少の続く日本においてはこの傾向は加速することになるでしょう。そこで介護タクシー事業を始めることを決断しました。そもそも介護タクシーは訪問介護サービスの身体介助の一種としてあり、病院や市役所等へのタクシーでの移動時の乗降介助に利用されています。但し介護保険の適用を受けるためにはケアプランに位置づけられる必要があります。従って、思いついた時にすぐには利用できません。そこで介護保険適用外サービスとして基本的には一般タクシー同様の使い方もできるようになっています。勿論私たちが利用対象としているのは要支援・要介護認定者や身体の弱った高齢者の方々で、日常的な買物はもとより理美容院やレストラン等のご用向きの所への移送サービスを考えています。生活支援の一環として高齢者の、特に独居の方の閉じこもりを防ぎ認知症の予防にも役立つべく、だからこそ割引クーポンの発行などで運賃負担の軽減策や他の付加価値も考え合わせて地域に定着させようとしています。令和五年より始めます。どうぞ、ご利用ください。保険外介護タクシー西勝康英語のブルーム（bloom）は開花期・花盛り・元気・健康真っ盛り・顔の健康色という意味です。桜重八Bloom Letter 2023年1月133号