ブックタイトルBloomLetter145

ページ
1/4

このページは BloomLetter145 の電子ブックに掲載されている1ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

BloomLetter145

【クリスマス会】今年もクリスマスイベントを行いました。挨拶の後に、立派な髭を生やしたサンタクロースとトナカイ、それにツリーの来訪。サンタクロースの大きな袋に職員ご利用者さま共に大興奮する中でイベントは始まりました。まずは皆さまでクリスマスソングを合唱。赤鼻のトナカイやあわてんぼうのサンタクロースなど、皆さまが良く知る曲でフロアは一気にクリスマスの街角へと変貌していきます。歌が終わった後はお待ちかねのプレゼントを。サンタとトナカイが分かれてお一人お一人に靴下のプレゼントです。受け取った皆さまは一様に飛び切りの笑顔で喜ばれていました。さて、最後はクリスマスと言えばのケーキとジュースで乾杯を。普段のジュースもグラスに入れれば特別なものに早変わり。美味しいと皆さま舌鼓を打って喜んでおられました。【餅つき】年末のイベントと言えば餅つき。八重桜では昔ながらの杵と臼で餅つきを行いました。蒸しあがったもち米の香ばしい香りの中、早速一巡目の餅つき開始です。本店の誇る男性スタッフが代わる代わるぺったんこ、ぺったんこ。力の入ってない杵の音には「もっと強く」と叱咤激励が飛びます。餅がつきあがると、すぐさま取り分けて皆さまで丸めます。なかなか綺麗に丸くならず悪戦苦闘しながらも皆さま楽しそうです。その隙に二巡目の準備を整えて、次はご利用者さまにもついていただくことに。「昔にやっていたのを思い出すわ」との言葉通りに皆さま結構なお手前でリズムよくつかれていました。皆さまで力を合わせた結果、たくさんのお餅と立派な鏡餅を今年も作り上げることができました。労働の後は栄養補給ということで、おやつにぜんざいを。こちらも皆さま美味しそうに召し上がっておられました。この鏡餅を飾って年明け、いい年越しと新年を迎えられるよう願うばかりです。デイサービス八重桜デイサービス八重桜本店本店二〇三〇年には単身高齢者世帯は八百万世帯との予測があります。先々には更に増えてゆきます。それは社会的孤立に陥る高齢者が増大するということです。孤立の指標としては1「会話」の欠如2「頼れる人」の欠如3「手助けする関係」の欠如などが挙げられます。国立社会保障人口問題研究所の調査によると「会話」の欠如について「二週間に一回以下」しか会話をしていない人の比率は、総数では二・二%なのに、高齢単身男性では十四・八%に上がります。2の「頼れる人」の欠如、3の「手助けする関係」の欠如なども高齢単身男性では突出して高い比率になっています。単身高齢男性の「社会的孤立」が最も深刻なことになっていることが鮮明に見えます。身寄りのない人の場合「日常的なサポート」の欠如が問題になります。入院や借家手続きなどの身元保証、買い物や病院付き添いなどの日常生活支援、死後の手続き等です。更に経済的な厳しさに社会的孤立が重なると、生活困窮が一層深刻になりがちです。八重桜が運営しているみんなのリビング「カフェ八重の家」の来場者も男性が少ないです。そもそも女性の方が人口が多いこともありますが、やはり男性は地域での社交性が低いように思われます。何かきっかけが必要ですね。今後も未婚化の進展に伴い、将来的に身寄りのない人が一層増えていくことになるでしょう。未婚の単身者は配偶者だけでなく子供もいないので、家族に頼ることが難しい。家庭内介護力が弱小化することに対して「介護の社会化」ということで公的介護保険制度が生まれたように家族機能の喪失に対しても「家族機能の社会化」という視点で対策を考えなければならないときがきているように思います。家族機能の社会化西勝康ご利用者さまのおかげで、毎月Unicef(ユニセフ)へ寄付をさせていただいています。11月の寄付額26,500円累計金額155,500円謹賀新年暦はこれから寒の内に入ります。乾燥のしすぎは冬風邪の原因となるのでお気を付けください。英語のブルーム(bloom)は開花期・花盛り・元気・健康真っ盛り・顔の健康色という意味です。桜重八Bloom Letter 2024年1月145号