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概要

BloomLetter147

(敬称を略します)俳句教室発表句こころの遊歩道社員投稿欄癒しとチャレンジ笠原玲奈八重桜本店に勤務させていただいてから、早くも一年が経ちます。前職では歯科医院や整骨院で患者様と向き合ったり、放課後デイサービスで発達障害の子どもたちの支援をしたりと、いろいろな仕事に携わってきました。今回ご縁があり、高齢者の介護に挑戦しています。未経験ではありますが、先輩方のご指導のおかげで日々楽しくご利用者さまと過ごしております。歯科や整骨院の経験から、ご利用者さまの口腔ケアや機能体操を通したQOLの維持などにも気をつけながら業務にあたっております。そんな毎日の仕事の疲れを癒すのは趣味の釣りです。和歌山や三重県などに行き、時には釣り堀、時には船釣りにもチャレンジしながら釣果を楽しんでいます。釣れない日もありますが、自分の中でいい時間になっています。また海が好きという繋がりで、いずれはサーフィンにもチャレンジしたい意欲も持っています。さてそんな私ですが、実は幼少期からピアノを習っており、なんと二十七年目に突入しました。ピアノは毎日の練習が上達の近道で一筋縄では行きませんが、これは介護の仕事にも通じるものだと思います。人とピアノとものは違えど、真剣に取り組んで結果が出た時の喜びはひとしおです。また音楽には人を癒す力、元気づける力もあります。ピアノスキルを活かしていずれは八重桜で音楽療法などのレクリエーションも企画出来ればと考えています。まだまだ未熟な私ですが、よろしくお願いします。カフェ八重の家では、健康維持のために大きな声で歌ってもらいます。上手い、下手は関係ありません。声を出して歌うことが、嚥下に関係する口腔気管(唇、舌、歯、頬、など)を刺激し、嚥下障害予防につながることになります。表情筋、口輪筋、口腔周囲筋の筋力増強、咀しゃく機能を高め、舌の筋力をアップし、舌圧を高めることで飲み込みを良くするという食べる機能を高めることになるからです。参加者の知っている季節の歌を、全員で声を合わせて楽しみながら歌うこともあります。「コロナで三年以上カラオケに行かなくなったわ。」「声を出して歌うなんて、十年ぶりかもしれない。」などと、話されていたご利用者さまが、回を重ねるごとに、声がしっかりと出るようになって、楽しく歌われ始めました。「主人と一緒に歌うなんて、初めてです。」と照れながらも楽しそうに歌われておられました。九十歳を超えた方も、歌う曲目が増えて、今ではご自身から選曲されるようになられました。明るく楽しい笑顔で、お過ごしいただいております。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。八重の家通信41カフェ八重の家認知症の症状って?藤村俊城認知症の症状は?と尋ねられれば、多くの方は「記憶障害」と答えられるでしょう。しかし、認知症には四つの症状があります。一つは「記憶障害」です。二つ目は「見当識障害」で、時間や季節、場所などの状況が分からなくなります。三つ目は「失語・失行・失認」で、言葉をしゃべれない、理解できない、真似ができない、道具が使えないなどがあります。四つ目は「遂行機能障害」で、一連の行動が難しくなります。症状は記憶障害だけではないのです。例えば食事の場面で、食べなくなった、食べこぼしが増えたなどの現象も認知症が原因の可能性もあります。また、認知症の方が不可解な行動をされる場合があると思います。そのような時はまず、その行動の理由を聞いてあげてください。不思議な理由かもしれませんが、その方の行動の理由はそれなのです。そこから対応が導き出せるかもしれませんから。認知症予防あれこれ11散る桜残る桜も散る桜良寛和尚草餅や掌にあそばせて母の味磯野弘子各家庭の各味がありますねお水取り修行の僧の湯屋へ行く綛谷康子お水取りの季節ですねもう一度月ヶ瀬の梅見てみたい川西楢一梅の花きれいですねひな祭りふたりの姉の客となる田中巽女性が主役の行事ですね熊の出に身震いして家を出ず清水善治人も動物も皆、春が楽しみですものね発行元株式会社八重桜〒630-8113奈良市法蓮町410番地の2