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概要

BloomLetter148

(敬称を略します)俳句教室発表句こころの遊歩道社員投稿欄笑顔大湾美保子朱雀館で介護員として働いています大湾美保子です。今年の三月で二年が経ちました。八重桜で働かせていただく前は別の施設で半年程働いていました。そこでは送迎や家事手伝いがほとんどでしたので介護をするというのはほぼ初めての経験で、不安な気持ちもあり初日はすごく緊張したことを覚えています。一番大変だったのは、ご利用者さまの名前を覚えることでした。「○○さんの誘導お願いします」と言われ別の人を誘導してしまったりしたので、ご利用者さまの名前と特徴をメモして家で覚えていました。介助のやり方は先輩方が丁寧に教えてくださり分からないことも優しく教えてくださいました。失敗してしまって落ち込んだ時も励ましてくださいました。何度もくじけそうになりましたが、先輩方のおかげで頑張ることが出来ました一。年が経った頃から少し余裕も出来て、楽しみながら仕事ができるようになりました。ご利用者さまとお話をするのもとても楽しく、皆さまの些細な出来事で嬉しい気持ちにもなります。私が心掛けていることは「笑顔」です。今日はしんどい、つらいと思っても「笑顔」でご利用者さまに接するようにしています。そしてご利用者さまも笑顔で過ごしてもらえるように手助けが出来ればと思っています。まだまだ未熟ですがこれからもご利用者さまの為にも笑顔で頑張りたいと思います。おかげさまで、カフェ八重の家を開店して、無事に一年が過ぎました。コロナ禍で外出制限があった皆さまに、送り迎え付きで食事ができる場所の提供を始めました。食事だけでも千円は安い、「送迎の費用は?お金は要らないの?」とはじめは皆さまが驚かれていました。「怪しい場所じゃないかしら?」などというご意見もあったようです。カフェでは、頭の体操や転倒予防のための体操をおこなったり、皆さまで会話を楽しんでいただいたりしております。週替わりのランチは、介護食士の森村さんが味付けに工夫を凝らした柔らかい食材を提供し、デザートにも一工夫、皆さまが大変喜んで召し上がっておられます。中には、レシピが欲しいと言われてレシピを持って帰られておりますが…。また、転倒予防講座やヒートショックの注意点についての講座と訪問看護の重要性の紹介などと、普段から皆さまが心配されている関心事について、お話をしています。これまで、ご来店いただいた皆さまの中で、デイサービス八重桜のご利用になられた方が八名、八重桜訪問看護ステーションぷらすのご利用へ三名、介護認定調査依頼が五名。一人暮らしに不安があった二名の方に、共同生活の場所であるLファミリーモア八重の家のご案内ができました。八重の家通信42カフェ八重の家作業療法を振り返る藤村俊城私の元に最近嬉しい声が届きました。それは家族様から「まだそんなことできるの?」と驚かれたという声です。身体的に認知的にできないと思い込んでいたことが再びできる、しようとしたという事が素晴らしいし、そんな姿に家族様も感動されていました。作業療法が目指すところは「応用動作の改善」です。心身機能だけでなく、行動や動作の改善が目標です。私が病院で身体のリハビリをしていた頃、脳梗塞で利き手が不自由になった患者さんを担当しました。卵焼きを作るのが得意な方で「不自由な右手ではもう料理は出来ない」と傷心されていました。私は一ヶ月ほどリハビリを続け、集大成として調理実習を実施しました。最初は「無理」と拒否されましたが無理強いして卵焼きが完成、実食「先生、卵焼き焦げちゃったけど、味は前と一緒や」と涙を流されました。それでいいじゃん、ちょっとぶかっこうでも、それが作業療法、私はそう思っています。認知症予防あれこれ12全盛期?これからだよ三浦和良坪庭のそそと咲きたる花水木磯野弘子若い花水木はとても可愛いですねホタルイカとても小さく美味しい横地時子ホタルイカも酢味噌も好きです草餅の中に埋もれる夢を見た湯浅有子すごく幸せそうな寝顔が想像できます出番待つ一雨ごとの八重桜川井弘子どの八重桜もこれからが本番ですちらちらと花びら舞う花見酒西川道子風情のある一句ですね発行元株式会社八重桜〒630-8113奈良市法蓮町410番地の2