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Bloom Letterブルームレター選択と集中料理を業とするプロの料理人ならば原価を意識しないと言えば嘘になる。一万円を超す懐石料理であろうが、六百円の昼定食であろうがである。前者では料理の品数が七?九品になる....

Bloom Letterブルームレター選択と集中料理を業とするプロの料理人ならば原価を意識しないと言えば嘘になる。一万円を超す懐石料理であろうが、六百円の昼定食であろうがである。前者では料理の品数が七?九品になるので、原価の割り振り次第でお客の受ける印象が大きく変わることもよくあることだ。総花的に原価を分配すると恐らくこれといったアクセントのないコース料理になるだろう。ここは強調したい二?三品に集中して原価を投入すべきである。まもなく新しい政権が誕生することになるだろうが、ことほど左様に限られた資源をどの政策に集中的により多く投下するかが肝要ではないだろうか。馳せ走るのひとりごと西勝康食の匠「高齢者や身障者用の専用駐車場がほしいね!」「車椅子で降りて太陽の下で鹿と遊びたい!」十三日(日)に写真記者は利用者のお二方の車に同乗させて頂きました。女性のcさん、男性のkさん、運転者は柏木さん、写真記者の四名でした。日曜日ということもあって先述のように、休憩場所の浮御堂は観光者と市民でいっぱいでしたので、ドライヴに切り替えました。掛けあいの楽しい会話をしながら走りましたが、車中で次のような会話がありました。「奈良の景勝地には車が横付けできて、ゆっくり車椅子で降りて、公園の鹿にせんべいをやったり、日光浴したりしてくつろげる場所があるのかしら?」「いやー無いのと違うか!」「要介護者とか身障者のための専用駐車場が欲しいネ!」「車椅子で降りるだけでも大変だものネ!」「奈良市もお金がかかるし、管理も大変なのでしょう!」「そうだよね?!」「でも欲しいよね!」「…………」「アッ!あの紅葉が綺麗よ」「ほんとダ!」平日組は浮御堂を背に問題意識を語り合った7号車の4人