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【楽しい紅葉ドライブ】小春日和の暖かな日差しの中、ご利用者さまを乗せた車は奈良公園へと向かいました。時折鹿の横断に行く手を阻まれながらも、そんな鹿達を横目に紅葉の森へと向かいました。「皆さま右手に見えますのが~」というガイド付きにご利用者さまも思わずニッコリ。「あっ!あの木きれい」や「今日、来て良かったね~」など、喜びのお声を聞くと私達職員も嬉しくなり、少しだけまわり道をしてたくさんの紅葉を見ていただきました。普段なかなか外に出られずにストレスを抱えながら日々を過ごされているご利用者さまに、少しでも楽しいひと時を過ごしていただければと思っています。そしてその「笑顔」が見たくて、また一緒に行きたいなあと私達も思った紅葉ドライブでした。【色々な仮装のハロウィンイベント】今年もやってまいりました!!ハロウィンの季節。八重桜ご利用者さまのお若い頃にはなかった行事ですが、分かりやすく言うと皆で仮装をしたり、お菓子をもらいに行ったりするイベントです。職員も恥を捨てて(?)思い思いの衣装で登場!!お面で顔を覆って「誰?」と思わせる職員もいれば、性別不明な本格的な仮装に、ご利用者さまはもとより職員からもどよめきが上がるような一幕もありました。そんな化けた(?)職員と一緒に写真撮影です。和やかな雰囲気の中職員が小袋に分けたお菓子を皆さまに配り、ハロウィンにちなんでかぼちゃスープのいい塩梅のトロミと甘み塩加減に、ご利用者さまはご満悦でした。和気あいあいなアットホームな空気に包まれたレクリエーションとなりました。師走に入りました、朝夕の冷え込みにはご注意ください。デイサービス八重桜デイサービス八重桜本店本店介護難民とは、介護が必要な人が施設入所を希望しているにもかかわらず入所できなかったり、家庭においても適切な介護サービスを受けられない高齢者を指します。介護難民が、増える理由として二つあげることが出来ます。理由の一つは高齢者の増加です。二〇二五年には人口三〇%、二〇六〇年には四〇%を高齢者が占めるという予測があります。高齢者の増加に伴い、要支援・要介護認定を受ける人の数も増加しています。二〇〇〇年には二五六万人だった認定者数が、現在では約六七〇万人まで増えました。もう一つの理由は、介護人材の不足があげられます。多くの介護事業所でスタッフが集まりにくくなっています。中でも訪問介護員のなり手が少なく在宅でのサービス提供に影響が出るようになります。このような背景から「介護難民」は決して他人事ではなく、誰にも起こりうる問題です。国が対策として打ち出しているのが「地域包括ケアシステム」です。住み慣れた地域で、自宅でできるだけ永く暮らし続けられるように、すなわち医療・介護福祉・生活支援などのサービスが適切に届られるようにするための仕組みなのですが、今だ整備が進んでないように思えます。したがって高齢者本人もできるだけ日常的な家事を担う、体を動かす、自分のことは自分でするといった心掛けで要介護にならないように、また進行防止したりしなければなりません。国の対策が進んだとしても、これからの数十年間の急激な要介護者の増加に対応できるとは楽観できません。自分のことは自分で護る覚悟も必要かもしれません。介護難民西勝康英語のブルーム(bloom)は開花期・花盛り・元気・健康真っ盛り・顔の健康色という意味です。桜重八Bloom Letter 2021年12月121号