ブックタイトルbloomletter67号

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概要

bloomletter67号

馳せ走るのひとりごと西勝康食の匠「大和の茶粥」昭和の前半、私が小学生の頃毎朝釜で炊いてもらうシャバシャバの茶粥の湯気が軒の下から差し込む朝の光と重なって一日の始まりを知らせてくれたものでした。お米の節約ということもあって、さつま芋を入れたり、かき餅を割り入れたり、また前夜に残った冷ご飯にかければご飯は温まるし、熱すぎる粥もほどよくなる。箸の先に荒塩を付けてすすればたいしたオカズはなくてもそれなりに美味かった。学校の始業時間に急かされる小学生の朝にはぴったりの朝めしでした。実は、今でも毎日シャバシャバの「おかいさん」が私の好きな朝めしになっています。たまには、母の好きだった芋粥にしたりして。俳句教室発表句(敬称を略します)葉桜のそよそよゆれる夏日かな縄井美法もうすっかり桜も散り緑色の葉がいきいきと風に揺れていますネ。だんだん夏が近づいてきています。五月晴れツツジの花の葛城山北ヒデノ葛城山のツツジきれいですね。ながめていると癒されます母の日を忘れず祝い来る息子田村葉千枝親孝行な息子様!毎年楽しみですね五月晴れ外で食べたいお弁当溝口ナミ子ポカポカと暖かいので外でお弁当食べたらおいしいでしょうね。若き日のおのれの姿鯉のぼり宅瀬正雄すごいかっこいい句ですね!旦那から母の日祝い欲しいかな吉田とみえそりゃー旦那からもプレゼントほしいでしょ!世の旦那様よろしく!相撲取り泣くも笑うも一番勝負吉田きぬえ頑張れ!って感じですね在宅生活を支えるために「介護予防」と「生活支援」が総合的に高齢者の生活を包み込むようにする。これが「介護予防・日常生活支援総合事業(以下「総合事業」という)」です。奈良市においても今年の四月から実施されることになりました。総合事業の中には、フォーマルサービスとして従前の通所・訪問サービスもありますが、より重要なことはインフォーマルサポート(地域の助け合い・互助)、そして自助・互助では対応できないものに対して介護保険や健康保険などの共助が支えるという補完性の原則が地域包括ケアシステムの基本です。介護予防という概念は、平成一八年の法改正によって介護保険制度に導入され、介護予防事業として「一次予防事業「二次予防事業」が実施されてきました。しかしながら特に介護リスクの高い二次予防対象者の把握が十分ではなかった。その反省も含めて今回の総合事業の建て付けが考えられているようです。さて、少々話が固くなりましたが先述した総合事業の中のインフォーマルサポート(地域の助け合い・互助)が十分に醸成されるためには「通いの場」は重要な役割を果たすことが知られています。私たちも「寄り合い処」として、地域住民の方々の交流に役立てればと設置しています。そこで住民主体でサークル作りなどしていただいたら、同好の方々の集いもできて、より活性化するといいなと考えています。生活支援は、何も困ったことの支援ではなく、自立度の高い人々の中には「働きたい」「地域に貢献したい」「趣味を楽しみたい」「身体を動かしたい」「学びたい」「交流したい」など活動の場を求めている人たちも多く、その場・機会を提供することも重要だと思います。自分のしたい活動や普通の生活を継続することで、結果的に介護予防になると言うことです。西勝康「二〇二五年問題」をご存じですか?長谷川美紀(俳句教室担当)