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概要

BloomLetter86

【安来節とマジックショー】十二月七日利用者様がよくご存知の歌で始まった今回の踊り。一曲目では鍋の蓋を、二曲目ではしゃもじをもっての軽快なリズムは圧巻でした。思わず利用者様の身体も自然に動いていました。次の出し物は手品です。手品には種があるのはわかってはいますが、ついつい目を奪われてしまいます。【クリスマスパーティー】十二月二十五日平城館開設して初めてのクリスマスパーティーがクラッカーの音と共にシャンメリー(シャンパン風炭酸飲料)の乾杯から始まりました。まずは利用者様全員でクリスマスの歌を三曲全員で合唱、気分が高揚したところで、お待ちかねのビンゴゲームです。利用者様には職員のふん装サンタさんが運んでくれたプレゼントをゲットしてあちこちから歓声が上がっていました。次々と靴下や小物入れなどプレゼントに喜んでおられ、最後にクリスマスのケーキとコーヒーなどの飲み物を頂いて童心に帰っておられました。これを糧にして来年はさらなる企画・演出を考えたいと思います。【お正月に向けて餅つき大会】十二月二十八日本格的にうす、杵を用意して平城館の餅つき大会を行いました。職員も全員法被姿で気合は十分、蒸したもち米をうすに入れて、利用者様全員の「ヨイショ!ヨイショ!」のかけ声に励まされ餅つきが始まりました。職員の力強い姿にあちこちから歓声が上がっていました。つきあがったお餅は利用者様が上手に丸めてくださいました。全員で作り上げたお餅です。三時のおやつに手作りぜんざいに入れて味わいました。その味はまさに格別でした。高齢者住宅の整備が西欧諸国に比べて著しく遅れていることは国交省の調査研究で明らかです。その対策として過去数々あった高齢者住宅政策を整備スタートしたのが「サービス付き高齢者向け住宅(以下「サ高住」という)」です。本来独居高齢者等の受け皿として期待されていたものの厚労省との共管事業ということもあって、現状の大半のサ高住は介護施設化しています。サ高住にしても住宅型有料老人ホームにしても高齢者を対象とすれば一般のアパート経営者にはその運営ノウハウは無く、サブリース方式で介護事業者に委託するということになります。当然介護事業者は要介護者の入居を進めることとなり、自立高齢者の入る余地は少なくなる結果となります。今もこれからもこのような傾向で要介護者市場の拡大を考えれば当然のことではあります。ビジネスとして考えれば競合が厳しくなると予想すべきでしょう。しかし、弊社においては、それはそれで先発先行事業者としてのアドバンテージは充分にあると考えています。翻って要介護状態に至っていない独居高齢者やまだまだ自由度の高い生活を希望する軽度要介護認定者の人達に向いた集合住宅の提案が極めて少ないように思います。現在、軽介護、要支援の人が入居を考えるのが一般的なサ高住や住宅型有料老人ホームですが、これらの大半は自立から要介護5まで混在するような入居方法を取っているので、建築設備等のハード面、日常生活上の種々様々な規則等の運営上のソフト面において中・重度向けの対応基準にならざるを得ず、比較的自立度の高い人にとっては快適な「住まい」とはなり得ないです。従って弊社としては、軽度要介護者に特化した「サ高住」の開発を進め、料金的には出来るだけ軽料金で快適な住まいを提供したいと考えています。このような民間の軽度特化型のサ高住は殆ど皆無で、行政の低所得者向けの軽費老人ホームも新たな整備は積極的には考えられていないことから、今後多くの低所得・低資産高齢者向けの住宅が民間主導で供給されることが必要になります。次号から弊社が計画している高齢者住宅についてお話をしたいと思います。西勝康デイサービス八重桜平城望まれる高齢者住宅今月の名言格言瀬戸内寂聴妻は、やさしくされることを望んでいるだけではない。やさしい心で理解されることを望んでいる。