ブックタイトルBloomLetter89

ページ
3/4

このページは BloomLetter89 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

BloomLetter89

【毎月楽しみの工作の日】三月十二日今日は工作の日、三月といえばおひな様!ということでおひな様の人形を作りました。難しい作業はできるだけさけて利用者様にはおひな様の顔を描いてもらって張り合わせる作業をしていただきました。顔ひとつにしてもそれぞれ個性が出るようで、優しい顔、怖そうな顔、面白い顔と千差万別です。性格が分かるようでとても興味がわきました。今後もこのような色々な企画を考えて、利用者様の活性化を図っていけるように頑張ります。【今月の誕生日会】三月十三日今月の誕生日会は、新しい入居者様も含めて何と!十一人です。一年を通じて最大の誕生日会です。担当した職員も毎月誕生日記念としてお渡ししている色紙作りに大変時間がかかったそうです。七十~九十代まで、皆様とてもお元気で職員一同とても嬉しく思っています。人生百年時代と言われ始めていますがそれも納得できますね。【みんなで手作りおやつの日】三月十四日今日は、入所者様全員で手作りのホットケーキを作りました。洋風のおやつはあまり作られた経験がないせいか、ホットケーキの作り方を熱心に聞いておられました。材料を流し込むと甘い香りが部屋いっぱいに漂っています。手際のよい方、少し戸惑う方それぞれのタイプに分かれますが、テーブルごとに協力しあって終わってみるととても満足できるホットケーキが出来上がりました。一口食べるたびにあちらこちから歓声が上がっていました。頭の体操や指の体操にもなりますので機会を作って様々なおやつ作りを企画したいと思いました。奈良市においては、高齢者がいる世帯は年々増加して全世帯の三分の一が高齢夫婦世帯となっています。このことは在宅での家族介護は今や老々介護の実態そのものとなっています。老々介護とは介護する人、される人ともに六十五歳以上ということですが、介護保険制度施行直後と比較すると増加の一途をたどっており、老々介護は約半数で今やこの国の介護は、老々介護が主流となっています。介護保険制度は、約二十年前にできた当時は同居家族がいることが前提であり、介護の社会化ということでヘルパー、デイサービス等の支援を得て主たる介護者一人で何もかもすべてを賄わなくてもよくなりました。この制度により主に身体介護の部分の負担はおおいに軽減されました。しかしながら同居家族が居れば家事援助サービスは制限され利用しがたくなっています。若くて体力がある同居家族がいるという同居家族モデルは、今の実態を反映していません。老々介護や独居高齢者のみの世帯が更に増加する今そして将来に向けて、「強い」介護者をモデルとする介護政策から「弱い」老介護者でも、在宅介護が成り立つように支援の枠組みを変えることが必要です。まず、介護保険での家事援助を家族介護力のレベルに応じて柔軟に運用されるべきでしょう。西勝康デイサービス八重桜平城在宅での老々介護今月の名言格言前進できぬ駒はない中原誠(棋士)